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2026 / 08 / 08  20:11

記事:「AIに小説を書かせた1年ではなく、『AIが働く環境』をつくった1年」を公開

記事:「AIに小説を書かせた1年ではなく、『AIが働く環境』をつくった1年」を公開

新しい記事「AIに小説を書かせた1年ではなく、『AIが働く環境』をつくった1年」を公開しました。

約1年間、ChatGPTとClaudeを使って長編小説『13歳、わたしはお金持ちになると決めた。100の問い』を制作してきました。この記事では、その試行錯誤を振り返り、AIとの創作がどのように変わってきたのかを整理しています。

最初は、「どう頼めば、ほしい文章が返ってくるか」を考えるPrompt Engineeringが中心でした。しかし長い物語を作り続けると、人物設定や時系列、過去の出来事、文体などを毎回説明することに限界が出てきます。そこで、必要な情報を設定ファイルとして整理し、AIが何を知った状態で考えるかを設計するContext Engineeringへ進みました。

さらに、本文や設定ファイルをAIが参照し、役割ごとに「書く」「整合性を確認する」「キャラクターらしさを評価する」といった仕事を分担できる環境を整えていきました。ここで重視したのは、AIそのものではなく、AIが安定して働ける環境を設計するHarness Engineeringです。

そして現在は、1回の生成で完成を目指すのではなく、「生成→評価→修正→再評価」を繰り返して品質を高めるLoop Engineeringへと発展しています。

Prompt、Context、Harness、Loopは、古い方法から新しい方法へ置き換わるものではありません。AIへの1回の指示から、AIが参照する情報、働く環境、評価と修正の仕組みへと、人間が設計する範囲が広がってきたと考えています。

この1年で作っていたのは、小説だけではありませんでした。人物設定、Timeline、Scene Plan、文体ルール、評価役などを組み合わせた、自分専用の「AI創作環境」でもありました。

その結果、AIを操作する作業から少し離れ、「この人物は次にどう動くのか」「この出来事から何が起こるのか」という、創作そのものへ戻れるようになりました。

小説を書くという小さな現場から始まった経験を通して、「AIとチャットする」だけではなく、「AIと一緒に働く環境をどうつくるか」を考えた1年間をまとめています。

AIに小説を書かせた1年ではなく、「AIが働く環境」をつくった1年

2026 / 07 / 25  13:36

【電子書籍】『13歳、 わたしはお金持ちになると決めた。 100の問い 第5巻 人間関係と信頼』(著者:小林聡史)を2026年7月25日に発売

【電子書籍】『13歳、 わたしはお金持ちになると決めた。 100の問い 第5巻 人間関係と信頼』(著者:小林聡史)を2026年7月25日に発売

デジタル・サポーターズ・クラブは、 『 13歳、わたしはお金持ちになると決めた。100の問い 第5巻 人間関係と信頼 』 (著者:小林聡史)を2026年7月25日に発売しましたので、お知らせします。

第5巻「人間関係と信頼」

莉子が、本を閉じる。

閉じる音が、思ったより大きい。

「お姉ちゃん、もう絵はいいって」

一枚だけでも、だめかな。

「もう、いいって」

それから、パンの写真も、絵の返信も、届かなくなった。

第5巻の舞台は、4月から6月。 中学2年になったばかりの日常です。

第4巻で、止まることの意味を知ったルミ。 第5巻で向き合うのは、 積み上げてきたものが、ふいに崩れるという問いです。

信頼は、どうやって築けるのか。
一度切れてしまったつながりは、戻せるのか。
本音で話せる相手は、誰なのか。

ルミは、あこがれの莉子の姉に 「手伝えること、ないですか」と申し出て、あっさり断られます。

そのすぐあと、莉子は絵とパンの写真の交換を、 理由も告げずにやめてしまいます。

「莉子は、パンが上手になったから、もう、わたしはいらないんだ」

ルミは、そう決めつけます。

公園で、こらえきれずに口をついて出た言葉。

「あなたのお姉さんも、お父さんも、助けてくれない人たち」

言ったあとで、取り消せないことに気づきます。

答えの出ないまま、ルミは一人で電車に乗り、 遠くに住むおばあちゃんを訪ねます。

踏切、いちじくの木、古い茶の間。 「莉子ちゃんのことは?」と聞かれ、 理由も分からないまま涙があふれます。

Graceは、答えを教えません。 問いだけを、静かに返します。

帰り道の公園で、偶然会った莉子の姉から、 名前のない番号のカードを渡されます。

それを境に、少しずつ、 ずれていた歯車が噛み合っていきます。

「この前、莉子のお姉さんとお父さんのこと、ひどいこと言った。ごめんなさい」

「いいよ」

勘違いがほどけたとき、 ずっと名前のなかった莉子の姉に、初めて名前がつきます。

そして白金の家。 答案を並べて勉強したあとで、莉子が聞きます。

「じゃあ、やろうよ」

「何を?」

「わかんない」

「でも、やりたい」

2人の関係は、少しずつ変わってきた

第1巻では、まだ隣にいるだけだった2人。

第2巻では、互いの家を行き来するようになりました。 第3巻では、同じ問いの前に立ちました。 第4巻では、同じ朝を持つようになりました。

そして第5巻では、 一度切れかけた信頼を、自分たちの手で結び直します。

全10巻、100の問いをめぐる物語。 本巻では、ルミが第41問から第50問までの問いと出会います。

第5巻で出会う問い

  • 相手の良いところを見つける習慣はある?
  • 本音で話せる相手は誰?
  • 困っている人がいたら、どう関わる?
  • 「ありがとう」はどれくらい伝えてる?
  • 信頼ってどうやって築けると思う?
  • 自分が信頼されていると感じた瞬間は?
  • 裏切られた経験、それをどう乗り越えた?
  • 人間関係で大切にしていることは何?
  • 友だちと、親友になったきっかけは?
  • 一緒に何かをやりたいと思える人はいる?

大きな事件は起こらない。でも、距離は変わっていく

舞台は、新学期の教室、放課後の公園、 遠くの町のおばあちゃんの家、 白金の家のキッチンと勉強部屋。

大きな事件は、起こりません。 でも、ルミと莉子の距離は、静かに変わっていきます。

「決めつける」から、「確かめにいく」へ。

「言った言葉は消せない」という痛みから、 「それでも、やり直せる」へ。

お金持ちになりたいという願いから始まった物語は、 今、目の前の一人との関わり方―― 信頼の結び方――に向かっています。

子どもにも、大人にも、問いが残る一冊です。

こんな方におすすめです

  • 友だちとのすれ違いと仲直りを描いた青春ストーリーが好きな方
  • 「信頼」や「本音」について、子どもと一緒に考えるきっかけがほしい方
  • 思い込みで人間関係をこじらせがちな自分に、心当たりがある方
  • 第1巻〜第4巻に続けて、ルミと莉子の春を一緒に過ごしたい方

書籍概要

書名:
『13歳、わたしはお金持ちになると決めた。100の問い 第5巻 人間関係と信頼』

著者:小林聡史
発売日:2026年7月25日
定価:本体500円+税

Amazonで『第5巻 人間関係と信頼』を見る

2026 / 06 / 24  21:48

【電子書籍】『13歳、 わたしはお金持ちになると決めた。 100の問い 第4巻 行動と習慣』(著者:小林聡史)を2026年6月24日に発売

【電子書籍】『13歳、 わたしはお金持ちになると決めた。 100の問い 第4巻 行動と習慣』(著者:小林聡史)を2026年6月24日に発売

デジタル・サポーターズ・クラブは、 『 13歳、わたしはお金持ちになると決めた。100の問い 第4巻 行動と習慣 』 (著者:小林聡史)を2026年6月24日に発売しましたので、お知らせします。

第4巻「行動と習慣」

冬の朝、莉子はひとりでパンを焼いている。

5時半。まだ外は暗い。
白金の広いキッチン。
冷たい床。
オーブンの音。
粉を量る手。

ルミの家のキッチンで少しずつ上手になった莉子は、 今は、ルミが見ていないところで焼いている。

「朝、うちで焼いて、食べてから来ることにした」

その言い方は軽かった。 消しゴムを貸すくらいの声だった。

第4巻の舞台は、12月から翌年3月。 冬の公立中学の日常です。

第3巻で、大きな未来を信じる莉子の父と、 今日の一歩を積み上げるルミの父、 2つの言葉に出会ったルミ。

第4巻で向き合うのは、 もっと小さくて、もっと切実な問いです。

毎朝、自分は何のために起きているのか。
「ちゃんとやっている」と何度も言いながら、何を積んでいるのか。
止まることは、負けることなのか。

ルミは毎朝、数学を3ページ。 英単語を15個。

朝練を終えた子たちの背中を見て、負けた気がする。 それでも、「ちゃんとやっている」と言い続ける。

そのルミが、熱で3日間、寝込みます。

起き上がれない。 問題集が開けない。 アラームを切ることになる。

世界は全部、先に進んでいく気がする。

莉子がLINEを送ってきます。

『発酵中ってことで』

パンじゃない。 でも、その言葉が、布団の中に残ります。

動けないことと、休むことは、同じですか。
止まっている時間は、何もしていない時間ですか。

Graceは、答えを教えません。 問いだけを、静かに返します。

熱が下がった朝。 ルミは自分で目を開けます。

そしてクリスマスの朝、 ルミは莉子の家のキッチンへ向かいます。 まだ暗い道を、自分の足音だけ聞きながら。

そこで見たのは、手が知っている莉子でした。

誰の顔も見ずに、迷わずパンを丸める莉子の手。 ルミが来ることを知って、 昨夜から1つぶん多くこねていた莉子の手。

一方、莉子の家のクリスマスイブは、ひとりだった。 父も、姉も、いなかった。

ルミには、返す言葉が見つかりません。 それでも、口から出てしまいます。

「……来年も来るし」

2人は、同じ朝を持つようになった

第1巻では、まだ隣にいるだけだった2人。

第2巻では、互いの家を行き来するようになりました。 第3巻では、同じ問いの前に立ちました。

そして第4巻では、 2人は、同じ朝を持ちます。

全10巻、100の問いをめぐる物語。 本巻では、ルミが第31問から第40問までの問いと出会います。

第4巻で出会う問い

  • 1日でいちばん集中できる時間帯は?
  • 自分を甘やかす日って必要だと思う?
  • 疲れていてもやるべきことをやるコツは何?
  • よくやる習慣で、やめたいことはある?
  • 今すぐ始めたいと思ってることは何?
  • 時間を無駄にしてしまう原因は何?
  • よい習慣を続けるために工夫していることは?
  • 毎朝、起きて最初にすることは何?
  • いつも先延ばしにしてしまうことは?
  • 毎日続けていることは何?

止まることにも、意味がある

舞台は、冬の学校、夜のリビング、 白金の暗いキッチン、 クリスマスの朝の通学路。

大きな事件は、起こりません。 でも、ルミの朝は、少しずつ変わっていきます。

「ちゃんとやっている」から、 「なんのためにやっているのか」へ。

「止まることへの焦り」から、 「止まることの意味」へ。

お金持ちになりたいという願いから始まった物語は、 今、もっと小さな問い―― 今日の自分の一歩――に向かっています。

子どもにも、大人にも、問いが残る一冊です。

こんな方におすすめです

  • 毎日のルーティンが「なんのためか」分からなくなっている中学生に読ませたい方
  • 子どもが「止まること」を怖がっている、と感じている方
  • 習慣・行動・自己管理を、説教ではなく物語から考えてほしい方
  • 第1巻〜第3巻に続けて、ルミと莉子の冬を一緒に過ごしたい方

書籍概要

書名:
『13歳、わたしはお金持ちになると決めた。100の問い 第4巻 行動と習慣』

著者:小林聡史
発売日:2026年6月24日
定価:本体500円+税

Amazonで『第4巻 行動と習慣』を見る

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2026 / 06 / 21  20:12

【電子書籍】『13歳、 わたしはお金持ちになると決めた。 100の問い 第3巻 思考とマインドセット』(著者:小林聡史)を2026年6月21日に発売

【電子書籍】『13歳、 わたしはお金持ちになると決めた。 100の問い 第3巻 思考とマインドセット』(著者:小林聡史)を2026年6月21日に発売

デジタル・サポーターズ・クラブは、 『 13歳、わたしはお金持ちになると決めた。100の問い 第3巻 思考とマインドセット 』 (著者:小林聡史)を2026年6月21日に発売しましたので、お知らせします。

第3巻「思考とマインドセット」

「未来を信じるんだ」

その言葉を残して、莉子の父は会議室を出ていった。

13歳のルミは、ずっと思っていました。

「わたし、お金持ちになる」

でも、どうすれば本当にお金持ちになれるのか。
成功する人と、そうでない人は何が違うのか。

その答えを知りたくて、ルミは友だちの莉子とともに、 汐留の高層ビルへ向かいます。

そこにいるのは、莉子の父。 貧しい学生時代から身を起こし、 大きな会社をつくり上げた実業家です。

彼の人生は、小さな偶然を次の一歩につなげていく、 現代のわらしべ長者のようでした。

神田神保町の古書店街で、偶然手に取った1冊の科学雑誌。
そこに描かれていた、まだ誰も信じていなかった未来。
日本橋川にかかる橋で見た、「宝田橋」という文字。

その瞬間、彼の中に雷のような直感が走ります。

「この未来は、本物だ」

誰に言っても笑われるような話。 けれど彼は、その直感を信じました。 そして、未来に向かって事業を広げていきます。

論理だけではない。
計算だけでもない。
けれど、ただの夢物語でもない。

直感を信じ、未来を見て、動く。 それが莉子の父の生き方でした。

ルミは、その話に圧倒されます。

一方で、ルミの父はまったく違う言葉を持っています。

「今やってることをちゃんとやれ」

派手ではありません。 未来を一気につかむような言葉でもありません。

けれど、足元を見て、 1つずつ積み上げていく確かさがあります。

莉子の父は、遠くの未来を見る人。
ルミの父は、今日の一歩を見る人。

どちらか1つを選べばいいのか。
それとも、2つとも必要なのか。

ルミの中で、2人の父の言葉が並び始めます。

大きな未来と、今日の一歩

第3巻のテーマは、「思考とマインドセット」です。

でもこれは、 ただ前向きに考えれば夢が叶う、という話ではありません。

どうせ無理だと思ったとき、どうするのか。
失敗したとき、そこで止まるのか。
夢を大きく見ることと、今日できる1つをやること。

その両方を、どう持てばいいのか。

ルミは、すぐには答えを出せません。

AIコーチ・Graceも、正解を教えてはくれません。 Graceが差し出すのは、いつも問いです。

「その言葉は、誰のものですか」

「自分の考えは、どこから来ていますか」

「では、今日できる1つは何でしょう」

問いに導かれながら、ルミは少しずつ考えていきます。

莉子も、自分の道を探している

そしてそのそばには、莉子がいます。

裕福な実業家の家に生まれた莉子。 でも、「好きなこと」がまだはっきり分からない莉子。

父のように大きな未来を語ることもできず、 自分の行き先を探している莉子。

そんな莉子は、ルミの家のキッチンでパンを焼く時間に、 少しずつ惹かれていきます。

ベーグルを焦がす。
ミルクパンをこねる。
温度を確かめる。
失敗しても、もう一度手を動かす。

莉子の手は、少しずつ変わっていきます。 ルミは、その変化をそばで見ています。

2人は、同じ問いの前に立つ

第1巻では、まだ隣にいるだけだった2人。

第2巻では、互いの家を行き来するようになりました。

そして第3巻では、 2人は同じ問いの前に立ちます。

ルミは、莉子の世界へ踏み込みます。
莉子は、ルミの弱さを見ます。

2人は少しずつ、 「友だち」から 「一緒に考える相手」 へ変わっていきます。

大きな成功を信じる父。
足元をちゃんと見る父。
未来をつかもうとするルミ。
自分の好きなことを探す莉子。

その間で、ルミの「お金持ちになりたい」という願いは、 少しずつ形を変え始めます。

全10巻、100の問いをめぐる物語。 本巻では、ルミが第21問から第30問までの問いと出会います。

第3巻で出会う問い

  • 「どうせ無理」と思ったとき、どう切り替えてる?
  • 自分の考えは、どこから影響を受けていると思う?
  • 誰かの言葉で勇気をもらった経験はある?
  • 失敗したとき、自分をどう励ます?
  • できない理由より、できる方法を考えている?
  • 目標を立てるとき、大切にしていることは何?
  • 今の自分の考え方、去年とどう違う?
  • ポジティブに考えるために心がけていることは?
  • 頭でわかっているのに、行動できないことは何?
  • 夢を叶えるために、どんな考えが役立つ?

成功法則ではなく、成功を考える物語

舞台は、秋の公園、汐留の高層オフィス、 神田神保町の記憶、ルミの家のキッチン、夜のリビング。

成功者の奇妙で魅力的な昔話。
父と父の対照的な言葉。
少しずつ深まる少女たちの友情。
そして、AIコーチ・Graceが静かに返す問い。

これは、簡単な成功法則を教える本ではありません。

けれど、成功について考えたくなる物語です。

お金の話から始まった物語は、 少しずつ、夢の持ち方へ向かっていきます。

直感を信じて未来へ進むのか。

足元を見て、今日の一歩を積み重ねるのか。

13歳のルミは、その2つの言葉の間で、 自分だけの道を探し始めます。

その道の途中で、 ルミと莉子の距離も、少しずつ変わっていきます。

子どもにも、大人にも、問いが残る1冊です。

こんな方におすすめです

  • 「直感型」と「積み上げ型」、子どもにどちらの考え方を伝えるか迷っている方
  • 前向きな言葉だけでは終わらない、思考力についての物語を探している方
  • 失敗したときの立ち直り方を、親子で話すきっかけが欲しい方
  • 第1巻・第2巻に続けて、ルミと莉子の友情の深まりを読みたい方

書籍概要

書名:
『13歳、わたしはお金持ちになると決めた。100の問い 第3巻 思考とマインドセット』

著者:小林聡史
発売日:2026年6月21日
定価:本体500円+税

Amazonで『第3巻 思考とマインドセット』を見る

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2026 / 05 / 06  21:03

【電子書籍】『13歳、 わたしはお金持ちになると決めた。 100の問い 第2巻 お金と価値観』(著者:小林聡史)を2026年5月6日に発売

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デジタル・サポーターズ・クラブは、 『 13歳、わたしはお金持ちになると決めた。100の問い 第2巻 お金と価値観 』 (著者:小林聡史)を2026年5月6日に発売しましたので、お知らせします。

第2巻「お金と価値観」

13歳の少女が「お金持ちになりたい」と言い出した。

第2巻でルミが向き合うのは、 「お金」と「価値観」です。

パンを焼く時間は、同じ速さでは流れない。

ルミの家では、母が粉を量り、ぬるま湯を入れ、イーストを待ちます。

急がない。
こねて、待って、焼けるのを見る。

その時間の中に、犬のナナがいて、 父ののんびりした声があり、 食卓には焼きたてのパンの匂いが広がります。

莉子の家では、時間はもっと速く流れています。

予定があり、効率があり、次にやるべきことがある。
広く整った白金の家。
何でも選べるように見える暮らし。

そこには、ルミの家とは違う空気が流れています。

2人の世界が交差し始める

第2巻は、ルミと莉子の世界が交差していく物語です。

第1巻で「お金持ちになる」と決めたルミ。 思いついたら、すぐに走り出す女の子。

お金があれば、遠慮しなくていい。
お金があれば、「これでいい」ではなく「これがいい」と言える。

そう信じていたルミの問いは、 第2巻で少しずつ「お金そのもの」へ近づいていきます。

お金と自由って、どんな関係?
お金で買えないものって、何がある?
お金は、わたしにとってどんな存在?
欲しいものと必要なものの違いは?
お金が十分にあったら、どんな使い方をしたい?
豊かさって、どんな状態のこと?

「これがいい」と言える自由

ルミにとって、お金はとても身近で、とても切実です。

カフェでメニューを見るとき、 先に見るのは飲みたいものではなく、右側の値段。

お小遣いの残りを数えて、 自販機のお茶を買うかどうか迷う。

本当は欲しいものがあっても、安いほうを選ぶ。

「これがいい」と言う前に、 「これでいい」と自分に言い聞かせる。

そんなルミの前にいるのが、莉子です。

莉子は、裕福な実業家の家に育った女の子。

720円のノートを、 紙の厚さや罫線の幅まで見て選びます。

パン作りのために、 質のよいバターや小麦粉を用意することもできます。

ルミから見ると、 莉子はいつも「選べる側」にいます。

何でも選べるのに、選べない

でも、莉子はただの「お金持ちのお嬢さん」ではありません。

父からは、「好きなことをしなさい」と言われています。

けれど、莉子にはまだ、 自分の好きなことがはっきり分かりません。

何でも選べるはずなのに、 何を選べばいいのか分からない。

その不安を、莉子は多く語りません。

ただ、ルミの家のキッチンでパンをこねるとき、 莉子の手は少しずつ変わっていきます。

粉を量る。
水を加える。
生地をこねる。
焼けるまで待つ。

ルミの母は急ぎません。
父はのんびりしています。
ナナは莉子の足もとに寄ってきます。

ルミの家では、時間がゆっくり流れています。

莉子は、その時間に少しずつ惹かれていきます。 ルミには、それがまだうまく分かりません。

ルミも、莉子の世界に触れていく

一方で、ルミも莉子の世界に触れていきます。

お小遣いの額。
ノートの選び方。
材料へのこだわり。
白金の家。
整った部屋。
静かすぎる空気。
約束を守れなかったときに見せる、莉子のいつもと違う顔。

ルミは、莉子をうらやましいと思います。

でも、それだけでは片づけられない何かが、 少しずつ増えていきます。

お金があれば、自由なのか。
選べることは、幸せなのか。
選べるのに選ばないことと、選べないことは、どう違うのか。
お金はいくらあれば、十分なのか。
そもそも、お金とは何なのか。

お金の知識ではなく、2人の価値観

第2巻で描かれるのは、お金の知識ではありません。

お金を通して見えてくる、2人の価値観です。

ルミの家では、 パンは買うものではなく、焼いて待つものです。

莉子の家では、 よい材料を選び、正しく整えることが大切にされます。

どちらが正しいのか。
どちらが豊かなのか。

ルミは、すぐには答えを出せません。 莉子も、自分の気持ちをはっきりとは言いません。

それでも2人は、 パンを焼き、カフェに行き、文房具店でノートを選び、 誕生日のケーキを作ります。

一緒にいる時間の中で、 2人の世界は少しずつ重なっていきます。

一方通行から、双方向へ

第1巻では、まだ隣にいるだけだった2人。

第2巻では、莉子がルミの家に通い、 ルミが莉子の家へ行きます。

一方通行だった関係が、少しずつ双方向になっていく。

それが、第2巻のもう1つの物語です。

この本は、簡単な稼ぎ方を教える本ではありません。
損をしない方法を教える本でもありません。
お金持ちになる近道を示す本でもありません。

これは、お金というものを通して、 2人の女の子の世界が交差していく物語です。

全10巻、100の問いをめぐる物語。 本巻では、ルミが第11問から第20問までの問いと出会います。

第2巻で出会う問い

  • お金と自由って、どんな関係?
  • お金で買えないものって、何がある?
  • お金は、わたしにとってどんな存在?
  • 欲しいものと必要なものの違いは?
  • お金が十分にあったら、どんな使い方をしたい?
  • お金があるとき、どんな気持ちになる?
  • お金がないとき、何を一番我慢する?
  • 誰かのために使うお金と、自分のために使うお金、どっちが幸せ?
  • お金がすべてじゃないとしたら、何を大事にする?
  • 豊かさって、どんな状態のこと?

お金で買えるもの、買えないもの

舞台は、夏休みのキッチン、カフェ、文房具店、 帰り道、そして白金の家。

大きな事件は、起こりません。 けれど、2人の中では確かに何かが動いています。

ルミは、お金があれば遠慮しなくていいと思っていました。
莉子は、何でも選べるように見えました。

でも、パンを焼く時間の中で、 2人は少しずつ知っていきます。

お金で買えるもの。
お金で選べるもの。
お金があっても、すぐには分からないもの。

そして、 同じ時間を過ごさなければ見えてこないもの。

AIコーチ・Graceは、答えを教えません。 ただ、問いを返します。

その問いを持ったまま、ルミは莉子を見ます。 莉子は、ルミの家のキッチンで、またパンをこねます。

お金の話から始まった物語は、 少しずつ、2人が何を大切にしているのかを照らし始めます。

子どもにも、大人にも、問いが残る1冊です。

書籍概要

書名:
『13歳、わたしはお金持ちになると決めた。100の問い 第2巻 お金と価値観』

著者:小林聡史
発売日:2026年5月6日
定価:本体100円+税

Amazonで『第2巻 お金と価値観』を見る

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