お知らせ
【電子書籍】『13歳、 わたしはお金持ちになると決めた。 100の問い 第4巻 行動と習慣』(著者:小林聡史)を2026年6月24日に発売
デジタル・サポーターズ・クラブは、 『 13歳、わたしはお金持ちになると決めた。100の問い 第4巻 行動と習慣 』 (著者:小林聡史)を2026年6月24日に発売しましたので、お知らせします。
第4巻「行動と習慣」
冬の朝、莉子はひとりでパンを焼いている。
5時半。まだ外は暗い。
白金の広いキッチン。
冷たい床。
オーブンの音。
粉を量る手。ルミの家のキッチンで少しずつ上手になった莉子は、 今は、ルミが見ていないところで焼いている。
「朝、うちで焼いて、食べてから来ることにした」
その言い方は軽かった。 消しゴムを貸すくらいの声だった。
第4巻の舞台は、12月から翌年3月。 冬の公立中学の日常です。
第3巻で、大きな未来を信じる莉子の父と、 今日の一歩を積み上げるルミの父、 2つの言葉に出会ったルミ。
第4巻で向き合うのは、 もっと小さくて、もっと切実な問いです。
毎朝、自分は何のために起きているのか。
「ちゃんとやっている」と何度も言いながら、何を積んでいるのか。
止まることは、負けることなのか。
ルミは毎朝、数学を3ページ。 英単語を15個。
朝練を終えた子たちの背中を見て、負けた気がする。 それでも、「ちゃんとやっている」と言い続ける。
そのルミが、熱で3日間、寝込みます。
起き上がれない。 問題集が開けない。 アラームを切ることになる。
世界は全部、先に進んでいく気がする。
莉子がLINEを送ってきます。
『発酵中ってことで』
パンじゃない。 でも、その言葉が、布団の中に残ります。
動けないことと、休むことは、同じですか。
止まっている時間は、何もしていない時間ですか。
Graceは、答えを教えません。 問いだけを、静かに返します。
熱が下がった朝。 ルミは自分で目を開けます。
そしてクリスマスの朝、 ルミは莉子の家のキッチンへ向かいます。 まだ暗い道を、自分の足音だけ聞きながら。
そこで見たのは、手が知っている莉子でした。
誰の顔も見ずに、迷わずパンを丸める莉子の手。 ルミが来ることを知って、 昨夜から1つぶん多くこねていた莉子の手。
一方、莉子の家のクリスマスイブは、ひとりだった。 父も、姉も、いなかった。
ルミには、返す言葉が見つかりません。 それでも、口から出てしまいます。
「……来年も来るし」
2人は、同じ朝を持つようになった
第1巻では、まだ隣にいるだけだった2人。
第2巻では、互いの家を行き来するようになりました。 第3巻では、同じ問いの前に立ちました。
そして第4巻では、 2人は、同じ朝を持ちます。
全10巻、100の問いをめぐる物語。 本巻では、ルミが第31問から第40問までの問いと出会います。
第4巻で出会う問い
- 1日でいちばん集中できる時間帯は?
- 自分を甘やかす日って必要だと思う?
- 疲れていてもやるべきことをやるコツは何?
- よくやる習慣で、やめたいことはある?
- 今すぐ始めたいと思ってることは何?
- 時間を無駄にしてしまう原因は何?
- よい習慣を続けるために工夫していることは?
- 毎朝、起きて最初にすることは何?
- いつも先延ばしにしてしまうことは?
- 毎日続けていることは何?
止まることにも、意味がある
舞台は、冬の学校、夜のリビング、 白金の暗いキッチン、 クリスマスの朝の通学路。
大きな事件は、起こりません。 でも、ルミの朝は、少しずつ変わっていきます。
「ちゃんとやっている」から、 「なんのためにやっているのか」へ。
「止まることへの焦り」から、 「止まることの意味」へ。
お金持ちになりたいという願いから始まった物語は、 今、もっと小さな問い―― 今日の自分の一歩――に向かっています。
子どもにも、大人にも、問いが残る一冊です。
こんな方におすすめです
- 毎日のルーティンが「なんのためか」分からなくなっている中学生に読ませたい方
- 子どもが「止まること」を怖がっている、と感じている方
- 習慣・行動・自己管理を、説教ではなく物語から考えてほしい方
- 第1巻〜第3巻に続けて、ルミと莉子の冬を一緒に過ごしたい方
書籍概要
書名:
『13歳、わたしはお金持ちになると決めた。100の問い 第4巻 行動と習慣』
著者:小林聡史
発売日:2026年6月24日
定価:本体500円+税