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2026 / 07 / 25  13:36

【電子書籍】『13歳、 わたしはお金持ちになると決めた。 100の問い 第5巻 人間関係と信頼』(著者:小林聡史)を2026年7月25日に発売

【電子書籍】『13歳、 わたしはお金持ちになると決めた。 100の問い 第5巻 人間関係と信頼』(著者:小林聡史)を2026年7月25日に発売

デジタル・サポーターズ・クラブは『13歳、 わたしはお金持ちになると決めた。 100の問い 第5巻 人間関係と信頼』(著者:小林聡史)を2026年7月25日に発売したのでお知らせします。


莉子が、本を閉じる。

閉じる音が、思ったより大きい。

 

「お姉ちゃん、もう絵はいいって」

 

一枚だけでも、だめかな。

 

「もう、いいって」

 

それから、パンの写真も、絵の返信も、届かなくなった。

 

第5巻の舞台は、4月から6月。中学2年になったばかりの日常です。

 

第4巻で、止まることの意味を知ったルミ。第5巻で向き合うのは、積み上げてきたものが、ふいに崩れるという問いです。

 

信頼は、どうやって築けるのか。

一度切れてしまった繋がりは、戻せるのか。

本音で話せる相手は、誰なのか。

 

ルミは、あこがれの莉子の姉に「手伝えること、ないですか」と申し出て、あっさり断られます。そのすぐあと、莉子は絵とパンの写真の交換を、理由も告げずにやめてしまいます。「莉子は、パンが上手になったから、もう、わたしはいらないんだ」。ルミは、そう決めつけます。

 

公園で、こらえきれずに口をついて出た言葉。

 

「あなたのお姉さんも、お父さんも、助けてくれない人たち」

 

言ったあとで、取り消せないことに気づきます。

 

答えの出ないまま、ルミは一人で電車に乗り、遠くに住むおばあちゃんを訪ねます。踏切、いちじくの木、古い茶の間。「莉子ちゃんのことは?」と聞かれ、理由も分からないまま涙があふれます。

 

Graceは、答えを教えません。問いだけを、静かに返します。

 

帰り道の公園で、偶然会った莉子の姉から、名前のない番号のカードを渡されます。それを境に、少しずつ、ずれていた歯車が噛み合っていきます。

 

「この前、莉子のお姉さんとお父さんのこと、ひどいこと言った。ごめんなさい」

「いいよ」

 

勘違いがほどけたとき、ずっと名前のなかった莉子の姉に、初めて名前がつきます。

 

そして白金の家、答案を並べて勉強したあとで、莉子が聞きます。

 

「じゃあ、やろうよ」

「何を?」

「わかんない」

「でも、やりたい」

 

第1巻では、まだ隣にいるだけだった二人。第2巻では、互いの家を行き来するようになりました。第3巻では、同じ問いの前に立ちました。第4巻では、同じ朝を持つようになりました。そして第5巻では、一度切れかけた信頼を、自分たちの手で結び直します。

 

全10巻、100の問いをめぐる物語。本巻では、ルミが第41問から第50問までの問いと出会います。

 

相手の良いところを見つける習慣はある?

本音で話せる相手は誰?

困っている人がいたら、どう関わる?

「ありがとう」はどれくらい伝えてる?

信頼ってどうやって築けると思う?

自分が信頼されていると感じた瞬間は?

裏切られた経験、それをどう乗り越えた?

人間関係で大切にしていることは何?

友だちと、親友になったきっかけは?

一緒に何かをやりたいと思える人はいる?

 

舞台は、新学期の教室、放課後の公園、遠くの町のおばあちゃんの家、白金の家のキッチンと勉強部屋。

 

大きな事件は、起こりません。でも、ルミと莉子の距離は、静かに変わっていきます。

 

「決めつける」から、「確かめにいく」へ。「言った言葉は消せない」という痛みから、「それでも、やり直せる」へ。

 

お金持ちになりたいという願いから始まった物語は、今、目の前の一人との関わり方——信頼の結び方——に向かっています。

 

子どもにも、大人にも、問いが残る一冊です。

 

こんな方におすすめです。

・友だちとのすれ違いと仲直りを描いた青春ストーリーが好きな方

・「信頼」や「本音」について、子どもと一緒に考えるきっかけがほしい方

・思い込みで人間関係をこじらせがちな自分に、心当たりがある方

 

・1〜4巻に続けて、ルミと莉子の春を一緒に過ごしたい方

■書籍概要
書名:13歳、 わたしはお金持ちになると決めた。 100の問い 第5巻 人間関係と信頼/著者:小林聡史
出版年月日 2026/6/24 定価 本体500円+税